文化・芸術

2008年9月21日 (日)

檜山タミ先生講演会

檜山タミ先生講演会 食べ物の顔が見えてきた

昨日、桧山タミ先生の講演会に行ってきた。檜山先生、82歳。歳を感じさせないチャーミングさと力強さ。福岡市内で料理教室を開き、NHKや雑誌の料理コーナーや講演会などでも活躍中とのこと。

1時間の講話の中でいろんな話が飛び出した。もちろん、食べ物の話。

筆記用具を忘れて、残念なことにメモ取ってないから、記憶に残ったことだけちょこちょこと…。

野菜は815分までにとったものが一番栄養があるの、その時間を過ぎると、光合成なんかのために栄養が葉の部分にいってしまうから

アスパラの芽には毒があるから切り取って使わない、小麦粉水につけて料理をする。…これに関してはNHKのディレクターと喧嘩になったことも。先生、そんなことは聞いたこともありません。でもそうなのよ。日本じゃ誰もいいません。そう教わったの。腹がたったから、アメリカの大学にいる知り合いの娘さんにきいたらそれは本当ですって。

かいわれも。だって、これから伸びなきゃいけない大事な若芽だもの、虫に食べられない様に毒を持ってるの。大きく育った野菜が栄養もあるし美味しいのに、なぜかいわれなんか食べるのかわからない

大根、私は皮は厚くむきます、そしてむいた皮を半日くらい天日干しすると美味しくなるから炒め物なんかに使います。そうしたら、煮物もやわらかく美味しいし、もう一品炒め物もできるでしょ

日本人はもっと豆類を食べた方がいい

料理はきまりはないから、いろいろ試してみる、想像力で食べる

ピーマンだってすりおろしてあんにしたりお吸い物にしたり、綺麗な緑色だから朝霧の彩りよって勧めるのよ

ピーマンの種もね、全然口にさわらないし美味しいのよ。だいたい種には栄養があるのだから。皆さん、ピーナッツは食べるのにピーマンの種食べないのもったいない

今は梨が美味しいでしょう、イチョウ切りにした梨に自家製の梅干しを裏ごししたものと漬け込んだの試しに作ったらあら美味しいって。でもこんなことよく思いつくわねって

もっといろいろあったのだけど…

旬のものは飽きない様にいろいろ工夫して、旬に食べる。

あと、料理と関係ないけど、あんまり忙しくしてはだめよ、忙しいって心を亡くすって書くでしょう。自分に降りかかってきたことは全て自分がしてきたことよって話もすごく身にしみました…

で夕方、かぼちゃの煮物を作った。昨日の温泉湯豆腐の残り汁でお豆腐と野菜と豚肉の簡単なべを作った。その時に、なんだか初めてまじまじとお野菜を見たような気がした。そして、ネギも人参もカボチャも完全な形をしているんだなって感じてしまったのでした。単純と笑えば笑うがいいっっ!! 私は、でも、今までどんな気持ちで料理を作っていたのかしらって考えたんだよ。料理は空腹を満たすもの。もちろん栄養と味も考えて、家族の好みと費用も考えて賢い主婦のつもりで料理していました。でも、食べ物を、私たちの命を支える根源としてみていたのか。野菜の一つ一つにはどんなエネルギーがあってそれが私たちの命の源になるのかしらって。このかぼちゃが蓄えた成長に必要な栄養を私はもらうのだわ、葱の栄養も、人参の栄養も、豚肉の栄養も…。

今朝、昨日の残り物のかぼちゃ一切れ、この一切れにも源の栄養が詰まっている、その栄養をもらうわって思いながら食べました。

そんな風に思うと、不思議に余計な量を食べたくならないような気がした。空腹だと、たいてい食べ過ぎる私が。一切れで栄養が満たされたわって気がして、空腹もそんなに気にならなくなったよ。

ところで、農水大臣には主婦か生産者になってもらいたい。食べ物を、空腹をみたすものとしか思っていない男が就任すると、また、根本で間違ってしまうような気がするよ。

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