デモってなに???
という見出しで、朝日新聞に記事が掲載されていた。
非正社員の若者らが加入する「フリーター全般労組」などが10月に企画した「麻生首相のお宅拝見ツアー」で、3人の逮捕者が出たことが物議を呼んでいるという記事。
このツアー事件に関してはマスコミやTVニュースではなく、私もネットのブログなどで知り、ふ~んと思っていた。
渋谷に集まった約40人が首相宅へ向け歩く途中で、警察が「デモの届けがないので」と指導していた際、プラカードを掲げて通行人に麻生宅に行くことを呼びかけた参加者など、二人が公務執行妨害、一人が東京都公安条例違反で逮捕されたというもの(26日付で全員起訴猶予処分)。警察側の「無届けデモで逮捕」に「歩道を移動していただけで逮捕された」と反発して、主催者側が「不当逮捕の証拠」とネットでその時の様子を流した動画に20万件以上のアクセスがあったという。
ツアーは「格差社会の現実を確認する」狙いで、「62億円と言われる麻生首相の自宅を見て、皆で話し合いたかった。首相に意見交換も申し入れたかった」と。
13日には、亀井静香議員(毎度思うがこんなに名前の印象と真逆にいる人はないな…失礼!!)や鈴木宗男議員、作家の雨宮処凛さんが出席し、国会内で逮捕を検証する集会が開かれた。元警察官僚の亀井議員は「なんで逮捕かわからない。警察総監に電話して、権力を持つものは自制が必要としかった」。
高まる批判に警視庁公安部は、今回の件は「集団示威運動(デモ)」にあたり、都条例に定められた事前の申請が無かったと説明。警視庁の主張は「多数の者が一定の目的をもって、公衆に対し、気勢を示す行動の行為」がデモであるとしており、「プラカードを掲出するなど示威を伴う態様で集団で行進」したのがこれに該当する、と。「警察の指示に従い横断幕もたたんだ」という主催者側に「ビラやゼッケンやアドバルーンなどについてだめだと何度も警告した。横断幕をたたんでも示威運動の態様は変わっていない」。これに対し、同労組の清水委員長は「浦和レッズのサポーターたちが盛り上がって歩くのとどこが違うのか。主張の内容次第で取り締まるのはおかしい」。
朝日新聞は、「歩行」か「無届けデモ」かの議論がなぜこれほど盛り上がるのかで、就職氷河期世代の若者たちが貧困・格差への不満の表現手段としてデモを利用し始めているという津田塾大の菅野準教授の考えを載せている。5月に開かれたフリーターの「自由と生存のメーデー」でも沿道からの飛び入り参加者でデモ参加者は倍の人数に膨らんみ、「デモ人気」を裏付けた、と。リサイクルショップ「素人の乱」の松本さんは数々の新型デモを展開しているが、「デモは、警察署に届けを出せば警察官の誘導付きで道路を使えるすばらしい武器。使わない手はありません」。
その…ごめん!! 逮捕の瞬間の動画を見ました。プラカードを掲げた方が通行人に強い感じで呼び掛けていて、その瞬間何人もの警察官がその人をもみくちゃにして取り押さえていました。そして、その警察官たちはその人の体を抱えてその人をその場から連れ去ろうとしていました。体を抱えたのは多分その方がその場から動かなかったからかしらと思いながら動画を見ました。
雨宮さんのブログも拝見しました。とてもりっぱな主義主張に基づいた心に訴えかけるような呼びかけでした。
で、私は、なんでデモとして届けなかったのだろうというのが最初に思ったことでした。
誰でもそうですが、警察側も主催者側もどっちも自分の都合の良いことしか言わないのは人情としてわかるし、主義主張を有利に展開していくためには当たり前ですもんね。
でも、ツアーの名称が「62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」ツアーなんて、これはもうツアーじゃないんじゃないかなー、現政権への抗議デモでは…と。
朝日新聞の記事で、松本さんが「デモは、警察署に届けを出せば警察官の誘導付きで道路を使えるすばらしい武器。使わない手はありません」。ほんと、どうしてそうしなかったのかなー。
だって、「格差社会の現実を確認する」狙いで、「62億円と言われる麻生首相の自宅を見て、皆で話し合いたかった。首相に意見交換も申し入れたかった」のなら、デモにして繰り出せば有効な抗議手段になったかもしれず、それこそ、飛び入りでもっと多くの参加者があったかもしれず、もっとマスコミにも取り上げたりとか、違法逮捕とかいうちょっと逸れた事態ではなく、現政権への問題提議となったかもしれないのに。
こんなしっかりした主義主張に基づいた行動を起こしながら「浦和レッズのサポーターたちが盛り上がって歩くのとどこが違うのか。主張の内容次第で取り締まるのはおかしい」っていうのはもったいない気がした。主張の内容が違うことに、ただの一般的な浮かれ集団と違うって胸を張っていいことなのではないかしらと。もっと有効に活用できたのではないのかな~~~。
……なにも行動起こしてない私が言って、ごめんでした。
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